日本人にとって中国語が難しい点
2017/04/08
日本人が中国語を読むことは難しいか?
それでは、新たに中国語をゼロから始める場合を考えてみましょう。日本人が中国語を始めて学ぶ場合は、英語をはじめとしたヨーロッパ諸言語を学ぶこととは読み書きの点で全く異なります。
それは、日本語も中国語も漢字文化圏の言語だという共通点があることに起因します。つまり、日本人が中国語の文章を読む時には、他のヨーロッパ諸言語を読むことほど難しさを感じないというメリットがあります。
このことは、おそらく欧米人が母語以外のヨーロッパ諸言語を学び始める時と同じ状況だと思います。例えば、英語が母語であるイギリス人がドイツ語やスペイン語を学ぶ時には言語ルーツが共通であるため非常に学び易いと言われています。
このような事例は、日本人が中国語を学ぶ時の状況と同じだと思います。つまり、漢字が読める日本人にとって中国語の文章を読むことは比較的簡単な作業になります。
日本人にとって中国語の発音は難しいか?
一方、発音に関しては、日本語と中国語では多くの点で異なるため、多くの日本人が中国語発音の壁に跳ね返され、中国語学習を諦め挫折してしまいます。
中国語の学習を開始する前に中国語の発音は少しだけ学んだだけでは、中国語の最大の特徴である四声、あるいは日本語にはない子音の発音などはすぐにはに身につけることができないことを自覚しておいた方がよいと思います。
今まで耳にしたことがない四声や子音は耳が慣れて中国語の音を脳が感じ取るまでには多くの時間と努力が必要だということあらかじめ知っておけば、安易な挫折には繋がらないでしょう。
中国語学習前に覚悟すべき発音練習
私は、中国語を学び始めた頃は、四声や日本語にはない子音発音を一生身に付けられないだろうと思い、毎日毎日、日本語には存在しない四声や子音発音だけを、集中的に何度も何度も練習したことを覚えています。
話が脱線しますが、プロ野球選手が小学校の頃から何十年もの間、何度も何度もバットを振り続けて、初めてプロの世界でヒットが打てるようになるのと同じことです。
つまり、初めて中国語を学び始める方は、毎日毎日、同じ練習で退屈かもしれませんが繰り返し練習をすることが、必要になることは強調しても強調し過ぎることはないでしょう。
それくらい、日本人にとっては中国語発音に対する中国語脳を作ることは非常に難しいと覚悟しておいた方がよいでしょう。
外国語の聞く・話すが出来るようになる理由
中国語の学習を始めて間もないのに、すぐに挫折してしまい、才能がないと思い込んで語学習得を諦めてしまう方が多くいますが、語学習得に才能はあまり関係がないと思います。
外国語習得に非常に秀でたセンスを持っている人は、何十万人に1人くらいはいるかもしれません。ところが、その他の多くの人の語学習得センスはあまり変わらないと思います。
というのも、もし語学習得のためにセンスが強く関係しているのであれば、言語を身に付けられない人が多くいるはずです。しかし、この世の中には聞く機能と話す機能に限定すれば、母語を身に付けられない人は皆無です。
したがって、外国語習得に関しても、少なくとも聞く機能と話す機能は継続的な学習によって、個人差により期間の長短はあるでしょうが、いつかは学習している言語を習得できるはずです。
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