忘却曲線を組み入れた効果的学習法
2017/04/08
外国語学習での忘却と記憶の関係
人間の記憶は時間の経過とともに忘れ去られていくことは誰もが経験していることでしょう。例えば、1週間前に学んだ内容は、記憶にとどめる努力をしなければ多くの内容を忘れてしまいます。
このことから分かるように、人間が学んだことを忘れることは、一般的で自然なことなのです。逆に、1度だけしか学んだことがないのに、その情報が記憶に留まっていることの方が自然の法則に逆行しているのかもしれません。
以上のことを念頭に、もう一度、忘却と暗記の関係について考えてみましょう。例えば、多くの人が重要なことを忘れないための努力をしています。例えば、社内会議で重要なポイントはメモを取ったり、議事録を作ったりして、記憶に残らないことを前提に記録をとるという行動をします。
語学教育での忘却曲線とは何か?
語学学習についてもこれと同じことが考えられます。語学学習には暗記が欠かせません。新たに見聞きした単語や表現の暗記、読み書きだけの暗記にとどまらず発音の脳への刷り込みという暗記も重要でしょう。
このようにいくら努力をして暗記をしても、時間が経てば忘れてしまうことが一般的です。一度覚えた言語を忘れた場合は、再度覚え直す、の繰り返しにより、忘れない比率を上げていく作業が重要となります。
今までに、この忘却に焦点を当てた、脳科学に関する興味深い研究も盛んに行われてきました。それが、「忘却曲線」を示した長期記憶の忘却に関する研究です。
この研究により、人間の記憶は、記憶をしてから1日経過すると多くのことを忘れてしまい、3日も経過すると更に多くのことを忘れてしまい、1週間もすれば、大部分のことを忘れてしまうということが証明されています。
忘却曲線を利用した効果的学習法
それでは、語学学習のための記憶術という視点から、この忘却曲線の理論を利用して、どのような学習方法が効果的なのかを考えて見ましょう。
それは、忘却のタイミングを見計らい、記憶行動つまり暗記を繰り返せば、覚えた単語や表現を簡単に呼び戻すことができ、やがて長期記憶にその情報を留めておくことが可能となるのです。
それでは、暗記の繰り返し学習のタイミングはいつなのか?それは、1時間後、1日後、1週間後に覚えているかどうか、忘れてしまった単語や表現の繰り返し練習をすれば言葉の定着は効率的に進められるでしょう。
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