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中国語学習 学習理論

言語習得過程での短期記憶と長期記憶

2017/04/08

外国語学習での暗記と記憶の関係

語学習得と暗記は、切っても切り外せない関係にあります。それでは、語学を習得することはなぜ難しいのでしょうか?

その1つの理由が、単語の暗記です。外国語を使う時に最低限必要なものが単語です。単語を知らなければ、言葉を話すことすらできません。

そこで、多くの外国語学習者は、単語の暗記で苦労するというわけです。暗記は根気が必要な作業であるにもかかわらず、時間が経てば直ぐに忘れてしまいます。

そこで重要な考え方が一つあります。それは、外国語教育の分野に限らず、脳科学の分野にも、短期記憶と長期記憶という概念があります。

 

外国語学習での短期記憶と長期記憶

短期記憶とは、見聞きした全ての情報は最大でも1秒程度、感覚記憶を通ります。それとは別に、最近の研究では短期記憶では約20秒間、7つのことを記憶することができると言われています。そして、その後何もしなければ、短期記憶に記憶された情報は忘却されるというプロセスを踏みます。

また、自分の頭の中で記憶されている全ての情報は、長期記憶で保存されていることが研究で証明されています。この長期記憶に保存された情報も忘却される場合があります。

ところが、一般的には、一旦、長期記憶に保存されると、死ぬまでずっと情報が保存されることになります。ここで、外国語の語学学習に重要なポイントは、暗記と記憶に関する関係です。

 

長期記憶へのインプットは学習効果の現れ

上記の記憶に関する理論をベースに考えると、一般的な暗記とは、長期記憶へ情報を送る作業ということになります。それでは、長期記憶へ情報をインプットするためには、どのようにしたらよいのでしょうか?

1つ下劣な例をあげてみましょう。中学生の頃、とても美人で可愛らしい先生が学校にいました。ある冬の風が強く寒い日に、階段を登って行くその先生の後を付いていくと、風が強かったため、その先生のスカートが捲れ上がってしまいました。そして、お尻に少し食い込んだ赤色のパンティが目に焼きついてしまいました。

そして、この情報は私の長期記憶の中にインプットされて生涯忘れようもない情報として脳に取り入れられました。このような例は、強烈なインパクトによって長期記憶にインプットされた一例と言えます。

 

暗記と長期記憶の関係

実際には、語学学習での暗記は、このような1回限りの出来事では記憶に留めることができないことが多いです。

そのため、語学学習での暗記は、毎日毎日の継続的な繰り返しにより、その情報が脳に必要情報だと感じさせることで長期記憶に情報を送り込む作業に他なりません。

毎日の地道な作業と強烈なインパクト、どちらの方法であっても暗記とは長期記憶に情報をインプットすることに他なりません。

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