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中国語と社会

中国語学習を途中で諦めてしまう人の7つの特徴

2014/11/04

中国語学習をする上で重要なことは諦めずに学習を続けていくことです。ところが、せっかく何らかのきっかけで中国語学習を始めたのにも関わらず、途中で諦めてしまう学習者が後を絶ちません。そこで、学習途中で中国語習得を止めてしまう人の特徴や性格をまとめておきたいと思います。

目的・目標が不明瞭な人

山登りをする時には、山頂というゴールがあるからこそ、途中で疲れていても諦めずに歩き続けることができます。山登りの目的は、人それぞれ違うと思いますが、ある人は体力維持や健康増進のための延長線上に山登りがあるのかもしれません。また、ある人は山頂からの美しい景色を撮影することが、山登りのための目的かもしれません。このように、物事を始める時には、目標と目的がハッキリしている人ほど、成功する確率が高いようです。

中国語の学習も同じように、目標と目的を明確に決めて始めることが、学習を継続するためには動機やモチベーションの維持という観点からも非常に重要となります。例えば、中国語の検定試験をターゲットした目標を立てても良いでしょう。将来、中国でビジネスを始めるという目的のために中国語を始めてもよいでしょう。

中国語に限らず外国語を身につけるまでには、それ相応の時間と労力が必要です。それにも関わらず、何も目的や目標を持たずに語学学習を始めてしまう人が多くいます。このような人たちの多くが、道半ばで諦めて学習を止めてしまうのでしょう。一度、このような経験をしてしまうと、再度学習を始めることはなかなか難しいものです。ぜひ、中国語学習は、どのような目的でも構わないと思いますし、どのような目標でもよいですので、自分が歩んでいく道筋の向こうに目的と目標を立てることから始めましょう。

 

過度に学習時間が限られている人

ビジネスパーソンの場合は仕事時間の兼ね合いで、学生の場合はサークル活動や大学での勉強のために、あまりにも時間が限られた状況で語学学習を始めてしまう人がいます。このような場合は、例え、時間的に余裕のある学習計画を立てたとしても、どうしても途中で学習が止まってしまうことが予測されます。その場合、途中で止まった学習を再開することは非常に困難だと言うことを覚悟しておく必要があります。

毎日継続して学習しているからこそ、学習を次に進められるのですが、一度止まってしまった学習を再開する時には、多くの場合は元に戻ってゼロから始める必要が出てくるかもしれません。あまりにも、学習時間が制限された状況で語学学習を始めることは、途中で諦めてしまうというリスクと隣りあわせだと肝に銘じて始めるべきでしょう。学習時間が限られている人は、時間管理をしっかりとした上で中国語学習を始めてください。

 

英語の習得で失敗した経験がある人

一般的には、英語の学習は中学生から始まり高校卒業まで、あるいは大学に至るまで続けることになる方が多いかと思います。ところが、英語の学習過程で、一度でも外国語である英語に苦手意識が根付いてしまうと、そのほかの外国語に対しても苦手意識を引きずってしまうことが良くあります。これを語学学習に対する潜在的トラウマと呼ぶことにしましょう。

語学学習時の潜在的トラウマは、人それぞれその背景が異なることでしょう。例えば、語学学習では単語の暗記は必須条件ですが、その暗記をすることが退屈だと感じる方もいることでしょう。あるいは、外国語を学習する過程で、習い始めの時には下手糞な発音で醜態を晒した結果、周りの学習者から笑われて無意識的に外国語が嫌いになってしまった方もいることでしょう。このように、それぞれの人によって語学学習の潜在的トラウマは違いますので、英語の習得過程で失敗した経験がある人は、なぜ英語の習得がスムーズに進められなかったのかを考えることからはいじめてみてはいかがでしょうか?きっと、人それぞれの解決策が見つかるはずです。

 

失敗を気にして内気で消極的な人

外国語の習得に向いている性格かどうかという観点から考えると、失敗を恐れずガンガン邁進して行く積極的な人と失敗を恐れて話すことを躊躇して周りばかり気にしている消極的な人では、外国語習得の成長力が大きく異なってきます。当然、失敗しても間違っても気にせずに前へ進んでいく積極的な性格の人の方が、語学習得能力は高くなります。

ただし、内気で消極的な性格の人が外国語習得に不利だということではなく語学習得をする上でハードルが高くなる場合があるかもしれません。一方で、外交的で積極的な性格の人は、特に、話す能力を習得する場合に、大きな力となることでしょう。つまり、聞く能力は、中国語を聞くことで身につけられますが、話す能力は話さない限り上達しないからです。そのため、内気で消極的な人と外交的で積極的な人が同じ教室にいると、つい内気な人は話すことを躊躇してしまい、外交的な人が話す機会を多く享受するということになります。

必ずしも中国語学習では、内気で消極的な人が不利で、外交的で積極的な人が有利だと言うわけではありません。外国語を身につけるためには、コミュニケーション能力が必要となりますので、相手に対して必要最低限の聞く能力と話す能力を伸ばすための練習が必要となります。その練習をする機会が、積極的な人ほど多く得られるという点で、少しだけ有利となることでしょう。

 

継続的に物事を進められない人

何度も述べているように語学学習には継続性が必須条件となります。断続的にダラダラと10年間学び続けても、さほど外国語は身につかないかもしれません。それよりも、1年間を死なない程度に必死に毎日学習を継続することの方が学習効果は高いのではないでしょうか。

つまり、毎日途切れることなく、何らかの学習を続けていくことで外国語習得の意識が途切れることなく続いていくことになります。いったん途切れた糸を元通りに紡ぐにはそれ相応の時間が必要となり、後戻りせざるを得なくなります。この後戻りする時間が、外国語学習では無駄な時間となります。

よく小学校の頃には、習い事に通う児童が多くいましたが、私は習い事をしたことがありません。それは、習い事を始めようと考えた時には、毎回、親から絶対に途中で止めるな、そのような覚悟がなければ最初からそんなことはする必要はないと言われたからです。つまり、幼いながら習い事を続ける自信がなかったのでしょう。

話が少し逸れましたが、習い事以上に中国語を習得するまでの道のりは長く険しいものだと考えておいたほうが良いでしょう。それでも、継続的に続けていれば、いつかは習得できてしまうというのが、外国語習得の不思議なところです。その理由は、日本人に生まれて日本に居住しながら日本語を習得できない人は何人いるでしょうか?ほとんどの日本人は、日本語が習得できています。つまり、日本という環境では普通に生活していれば、毎日、日本語に接することになりそれが継続することになるからです。つまり、中国語習得でも毎日中国語に接する環境を作れば、いつかは習得できることでしょう。

 

完璧主義で細かいことを気にし過ぎる人

外国語学習を阻害する要因にはいくつものことが考えられますが、その一つが完璧主義かもしれません。ひとつのことを表現しようとしたときには、いくつかの表現方法が存在します。どれもこれも、隈なく言葉を身につけようとして細かいところを気にするタイプの人は、語学学習を途中で挫折してしまうことになり、その要因になるかもしれません。言葉はコミュニケーションの一つの道具に過ぎませんので、普段見聞きしている単語や表現を中心に身につけていけば、必然的に最終的にはコミュニケーションが成り立つくらいの中国語は身につけられることでしょう。

実際に、日本語でのコミュニケーションの場で、どれくらいの言葉を普段使っているでしょうか?よく考えてみると、実際に日常生活で使っている言葉はごく限られたものであるはずです。また、日本語でコミュニケーションをとる際に相手の話をどれくらい精密に聞いているでしょうか?多くの場合は、重要なキーワードを聞き取れるかどうかでコミュニケーションが成り立っていることに気づくはずです。つまり、重要なキーワードが聞き取れなかった場合のみ、相手に対して再度聞き返すという行動をとります。例えば、目の前に砂糖と塩と胡椒がある状況で、「ちょっと塩取ってちょうだい!」と言われて、塩だけ聞き取れればコミュニケーションは成り立つものです。少なくても、「ちょっと○取ってちょうだい!」の部分だけ聞き取れてもコミュニケーションは成り立ちませんよね。

 

面子を大切にし過ぎてプライドが高い人

子供が言葉の習得上、大人より有利だと言われる要因の一つが、面子の問題です。子供にも面子はあると思いますが、大人と比べるとその面子の度合いはかなり低いものとなります。小さな子供ほど、新たなことを始める事に対する恥ずかしさや失敗や間違えに対する羞恥心は低いものです。このように、面子に関しては、子供の方が語学習得をする上で、特に優れているのではなく、面子は大人が語学習得をする際の障壁になっているということが分かります。

大人には面子があり、面子に執着する人ほどプライドが高い人が多いようです。このような高いプライドを持っている人は、自尊心が高いため、失敗や間違いに対して、非常に敏感な傾向にあります。中国語を学習する上で、日本人よりも欧米人の方が漢字文化圏という点では不利でありながら、コミュニケーション能力では圧倒的に欧米人の方が習得が早い理由の一つが語学学習時の面子の捕らえ方が違うからかもしれません。欧米人にとって未知の言語である中国語を学ぶ際に、彼らは間違えることを前提に学習をしていますが、日本人は間違えないことを前提に学習をしているように思います。

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