好きなジャンルを基点に中国語を習得する

2014/09/14 2017/04/08

継続学習の重要性と継続学習に必要なもの

一般的に、外国語学習には努力と継続が必要だと言われています。外国語学習の効果は右肩上がりの正比例で語学力の成長を実感できることはまずないでしょう。

一定期間、学習を継続することで、ある日突然、自分自身の語学力の成長を感じることになります。そして、また語学力成長の停滞期がきますが、この時期には少し我慢して学習を継続するという、若干の努力が必要になります。そうすると、またある日突然、自分の語学力が成長する瞬間を感じることになります。

語学学習とは、このような成長期と停滞期の繰り返しによって、語学力は階段を上がるように向上していくため、どこかの停滞期で学習を止めてしまったり、諦めてしまうことがよくあります。そうすると、直前の成長期での語学学習の努力は無駄に終わってしまいます。

それでは、どのようにしたら語学学習を途中で投げ出さずに継続していくことができるのでしょうか？

まずは、今まで生きてきた自分と対面して自己分析から始めることです。自分はどのような時に挫折を感じるか、自分はどのような時に充実感を感じるか、自分はどのような時に集中力を保てるか、そして、その集中力はどれくらいの時間保てるか、自分はどんなことに興味があるか、などを自分に対して問いかけてみます。

できるだけ、小さな充実感を積み上げることができるような学習方法を見つけられると、苦痛だと思っていた語学学習が意外にも楽しくなることもあります。このように、自分にとって楽しい学習方法を見つけるには、自分の興味の赴くジャンルを語学学習に組み込むことも重要な手段です。

例えば、映画やドラマが好きな方であれば、中国語の映画やドラマを見ることで無意識のうちに集中力が高まり、その集中力も長く続くことが多いでしょう。

あるいは、太極拳を習いたい方がいれば、中国人や台湾人の方が主催している教室に通い、定期的に中国語と触れる機会を敢えて作ることなども語学学習を継続するひとつの手段になることでしょう。

このように、語学学習とは文字や音だけを追いかけることだけではありません。中国語を学習する目的、自分が興味を持っている分野、自分が生活している環境、などの自己分析をすることで、どのような学習方法が最も自分に適しているのかを考えることから、語学学習の準備は始まります。

インターネットを利用すれば、ありとあらゆる分野の動画がユーチューブなどで見られる時代です。これらの学習手段を有効に使い、自分に適したジャンルから学習を進めることも語学を継続的に学ぶことに繋がります。