中国語コミュニケーションで発音が重要な理由
2017/04/08
外国語学習の4つの機能(読む・書く・聞く・話す)
一般的には、外国語学習者は得意なことから始めて苦手なことを後回しにしがちです。外国語を学習する上で、さまざまなジャンルがあります。
最も単純なジャンル区分は、読む、書く、聞く、話す、の4区分です。これらのジャンルのうち、人それぞれ得意なジャンルや苦手なジャンルがあるかと思います。
例えば、読書が好きな方であれば、外国語でも読むことが得意かもしれませんが、話すことは苦手という方もいるかもしれません。
あるいは、映画を見ることが好きな方であれば、外国語を聞くことが得意な方もいるかと思いますが、文章を書くことは苦手という方もいるかもしれません。
以上のように、外国語学習ひとつ取り上げてみても、自分の得意分野と苦手分野があるかと思います。
残念ながら、人間は弱いもので自分の苦手分野を避けて、得意分野を重点的に学習する傾向にあります。このような学習傾向は、外国語学習の習得にはメリットもありますが、デメリットもあります。
学習を進める上で自分の得意な分野から、どんどん学習を進めていけば、学習の継続性という面では比較的スムーズに学習効果が上がる可能性が高いでしょう。
ところが、外国語学習で自己流の学習を確立することは重要ですが、自己流ゆえにその後の学習効率を下げてしまうこともありえます。
中国語発音の特徴と難しさ
例えば、発音は外国語習得には重要な3つの学習要素だと先述しましたが、発音は一旦間違った、癖のある発音を身に付けてしまうと、後々矯正することが非常に難しくなります。
そのため、どの外国語を習得する場合であっても、発音学習は学習の初期段階に設定されているはずです。また、外国語発音は多くの日本人にとって、非常にハードルが高いものとなります。
それは、スペイン語以外の多くの外国語と比べて、日本語の子音は極端に少ないということが大きな要因の1つでしょう。
そのため、日本語には存在しない子音を学習の初期段階でしっかりと身に付けておくと、後々、発音の矯正で苦労しなくて済むことでしょう。
中国語にも日本語には存在しない発音が多くあります。例えば、中国語の巻き舌音は日本人が苦手とする部分です。
これは、「s」「sh」、「z」「zh」、「c」「ch」や「b」「p」、「d」「t」、「g」「k」などの発音の違いです。前者は、それぞれ「-h」の発音が巻き舌音というものです。
後者はそれぞれ無気音と有気音と言われる音です。これらの発音を聞き分けられないと、それぞれの音を正しく発音することは出来ないでしょう。
そして、これらの音を正しく発音できないと全く別の意味の単語になってしまうことが、しばしば起こります。そして、そのたった1語の違いによって大きな誤解を招いてしまうことがあります。
また、中国語発音の登竜門となる四声の使い分けは、ほとんどの中国語学習者が苦労する点です。上述の子音発音の違いと同じように、四声も各トーンを聞き分けられないと、正しいトーンで発音することは出来ないでしょう。
そして、この四声も間違ったトーンで話してしまうと相手の中国語話者には全く理解してもらえません。それどころか、1つの単語のトーンを間違えたことが要因で、大きな誤解を招くこともよく起こります。
このように、中国語でのコミュニケーションでは四声を含めた発音が最も重要な要素となることが明白です。中国語学習に限って言えば、発音を征する者は中国語を征することでしょう。
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