中国語入門者のための中国語会話習得法

中国語会話習得のための効果的な学習方法とおすすめ教材のご紹介

中国語学習 学習理論

外国語習得の3つのキーポイント

2017/04/08

外国語学習の目的と手段の関係

外国語習得にはさまざまな教材があり、それぞれいろいろな角度から学習のアプローチがなされています。例えば、私が学んだ中学校の英語の授業では、多くの時間は文法と訳読に時間が割かれていました。つまり、英語を読むことができるか、ということに重点が置かれていたわけです。英語を読むためには、まず単語の意味が分からないとどうしようもありません。そして、単語と単語を結ぶ接続の助けをする文法が分からないと、文章を正しく理解することはできないわけです。

このような中学校以来の英語学習法が、良い悪いという評価をしようとしているわけではなく、外国語を学ぶ上でボキャブラリーと文法を重視した学習を中学校から高校までひたすら練習してきたわけです。そのため、高校を卒業する頃には、何とか少しは英語を読むことはできるようになったわけです。英語の文章を訳読するという練習を通して、英語で文を読むことができるようになったという意味では、結果的に英語学習は成功だったといえるのかもしれません。

ところが、英語でのコミュニケーションができるようになっただろうか?中学校から英語の学習を始めて高校卒業まで6年間、学校では英語でコミュニケーションをとる練習をしてこなかったため、そのような英語能力は身に付かなかったわけです。多くの日本人にとって当てはまることですが、これは、外国語習得についての能力の問題ではなく、学習方法と学習目的との関係の問題です。

もう一度振りかって見ましょう。中学から高校までの6年間で英語を読むことに重点を置いて学習した結果、英語を読むことができるようになりました。そして、英語を聞いたり話したりするような学習をしてこなかった結果、6年間英語を学習しても英語でコミュニケーションをとることはできなかった。以上のことは、学習目標に対してしかるべき方法を採れば、外国語を習得することができるが、その学習目的を達成するための方法を実践しなければ、外国語を習得することができないということを表しています。

 

 語学習得に必要な3つの要素

以上のことを念頭において、外国語でコミュニケーションをとるために必要な3つの要素を考えてみます。まず、文章を読むときにも必要な「ボキャブラリー」と「文法」の2要素は、言葉を話す・聞くプロセスではどちらも重要な要素でしょう。それに加えて、話す・聞くプロセスで最も重要な要素が「発音」でしょう。正しい発音を身に付けなければ、相手に正確に意思を伝えることもできませんし、相手の話している内容も聞き取ることができません。

中国語と日本語では、発音に大きな違いがあります。最も大きな違いは、中国語には四声があるということでしょう。中国語の四声は日本人だけではなく、日本人以外の外国人にとっても習得が難しいため、中国語を習得する上で中国語が難しいと感じる最大の理由でしょう。その他にも、日本人が聞く・話す時に注意すべき点は、巻き舌音、有気音・無気音、子音・母音の違いなどが上げられます。これらの発音の違いは、学習のできるだけ早い段階で意識して習得を目指した方がよいでしょう。というのも、日本語的な発音の癖は一度身に付いてしまうと、後々、正しい発音に矯正することが非常に難しくなるからです。

以上のことから、外国語学習に必要な3つのキーポイントは、ボキャブラリー、文法、発音となります。これらの3つの要素をバランスよく習得していくことこそが、外国語習得の近道となることでしょう。そして、「ボキャブラリー×文法×発音=外国語コミュニケーション能力」という公式が成り立つと思います。例えば、いずれか1つの学習要素がゼロだとしたら、当然、外国語コミュニケーション力はゼロになってしまいます。そのため、できるだけ全体のバランスを考えて一歩一歩学習を進めることが重要ではないでしょうか?

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